概要
2015年春にワークスアプリケーションズという会社のインターンシップに参加して、20日間で50万円と入社パスをもらった。その時の経験と考えていたことを簡単にまとめてみたい。前編では概要と個人的背景について、後編ではインターンの特徴や優秀賞を取るために当時考えていたことについて書いていきたいと思う。(※僕が参加したのは2015年春で、ここに書くのはあくまで当時の話。)
ワークスとは
株式会社ワークスアプリケーションズ(英: Works Applications Co., Ltd.)は、東京都港区に本社を置く、大手企業向けソフトウェアメーカー。大手企業向けERPパッケージソフトとして人工知能型ビジネスアプリケーション「HUE(海外名称:AI WORKS)」および「COMPANY」の開発・販売・コンサルティングサポートを行う。
(wikipedia)
ワークスはERP(基幹業務システム)というものを作っている会社だ。かなり大雑把に噛み砕いて言えば、企業に必要な業務を管理するシステムを作っている。海外でいうとOracleとかSAPが競合として挙げられる。「働きがいのある会社」第1位・ベストカンパニー賞や、世界初の人工知能型ビジネスアプリケーション「HUE」で「グッドデザイン賞」を受賞したりしている。
CEOは牧野さんという方で、趣味がスーツらしい。人前でジャケットは絶対脱がないそうだ。(前にnewspickでそういう記事を読んだ。)社員さんはみんな良いスーツ(総じて派手め)を着ているイメージがあるが、牧野さんの影響なんだろうか。関係ないけど、僕は牧野さんを見るといつも「ライオンみたいだな」って思う。
ワークスのインターンシップ
おそらく就活生・大学生にはかなり有名で、名物インターンとして知られているようだ。「後輩にオススメしたいインターンシップ 第1位」らしい。2013年頃は毎年応募者が4万人(2013年)、今では8万人ほどいるらしい。
名物インターンと言われる理由はおそらく下記2つ。
- 優秀賞を獲得すると50万貰える
- ついでに入社パスも貰える
優秀賞を取らなくても日給8000円出るので、20日間で16万貰える。また、入社パスは「すごい内定」みたいなもので、卒業後3年以内だったらいつでも入社していい許可証みたいなものだ。多くの学生にとっては、たとえワークスに全然興味がなかったとしてもかなり魅力的な条件だと思う。
インターンの選考と内容
インターン参加までに選考は2回あり、1次は代表セミナーからそのままSPI的なテスト、2次は論述だった気がする。
ちなみに僕はSPIとか全然出来ないので、完全に1次選考でダメだと思ったが、学歴で足切りなのか分からないが、何とか通った。そして、次ぐ2次選考も保留合格でギリギリインターンに滑り込んだ感じだった。
インターンは出勤日20日間で、土日含めて期間は約1ヶ月。
グループワークや何かを教えてもらうことはほとんどなく、ほぼ全ての時間をひとりで課題に取り組む。問題解決能力を測ることが目的らしく、プログラミング等もするが未経験者も多く、そこらへんは後でも書くがあまり関係ないように思った。やる内容は、ワークスが実際にやっていることとほぼ同じだと思う。それのインターンシップ版という感じだ。(具体的な内容に関しては、機密保持契約的なものを結んでいるらしく詳細には言ってはいけないらしいので、だいたい推察してほしい。)
僕が参加した背景
これは非常にシンプルで、僕はその時すごくお金が必要だった。
お金をどうやって用意しようか考えていたら、サークルのLINEで先輩からこのインターンの告知が回ってきた。ワークスについて何も知らなかったし、業務内容とかも全然分からなかったが、とりあえず報奨金に惹かれてエントリーしてみようかな〜とか思っていた。そんなタイミングで、当時学校のグループワークでたまたま一緒だった子がワークスのインターンに参加していて50万とパスをもらったという話を聞いた。「おお、いけるもんなのか!」と思って速攻エントリーした次第だ。
インターンの結果
結果としては、先に述べたように僕は50万と入社パスをもらった。
この時は選考を経てインターンに参加していたのが100人強、その中で50万とパスをもらったのが6人だった。(今はもっと多くの人がお金もパスも貰えるそうだ。僕の時はすごく人数が厳しかった。)
それで肝心のお金を何に使ったかだけれど、僕はこのインターンの直後に休学して2ヶ月弱アメリカとヨーロッパを回っていた。税金を引かれて口座に入った額が¥480,000ほどで、その航空費が¥478,000だった。僕の50万は口座に1日しか入っておらず、すぐに消えていった。なかなか良いお金の使い方をしたと思う。
後編では、インターンのポイントや僕がパスをもらうために考えていたこと、そしてインターンを通して出来たこと出来なかったことなど、より踏み込んで見ていきたい。