成長したけりゃ打席に立て

自分にとって文章を書くことは恥ずかしい行為だ。

もともと文章を書くことが得意ではないので、それを今ブログと言う形で世界に晒しだすことに対して億劫な気持ちがある。

でも思い返すとそうやって自分が嫌だと思ったことを避けてきた人生だったと思う。

そんなことを考えたのは就活でよく聞かれる”人生で一番の挫折はなんですか?”という質問の答えを考えていた時に、”特に無いな…”と自分で思ったときだった。

自分はある程度器用なので、だいたいのことはある一定のレベルまで出来ることとは別に、自分が今まで大きな挑戦をしてこなかったという事実に気付いた。

大きな挑戦はリスクが高く、失敗に終わることも多い。そういった失敗を恐れ、嫌なことを避けてきた。

僕は大学4年間やってきたダンスにおいてそれを強く実感する。

僕は高校の時からダンスを続けていたので、大学入学当初は周りよりは少しはうまかった。それにダンスも好きだったので、練習もちゃんとしていた。

しかし、入学2ヶ月後に自分は初めてダンスバトルに挑戦することになる。

高校からダンスはやっていたとはいえダンスバトルは初めての経験だった。

自分なりに頑張ったがその時は全く思うように踊れず、初戦敗退で終わった。それが自分としてはとにかく恥ずかしかった。今思えば周りもまだ1年生だったので下手だったが、経験者なのにも関わらず、音に合わせてさえ踊れず負けたことが嫌だった。

それから僕はダンスバトルからは少しの間離れ、一人で練習することでこいつらより上手くなってやろうと思った。

 

1年後、自分はダンスバトルに再び挑戦し、再び絶望した。

自分は相変わらずうまく踊れずに終わったのに、1年前に下手くそだったやつらがちゃんと踊れいてかつ、めちゃくちゃ上手くなっていた。

自分もたくさん練習したはずなのに、なぜここまで差がでるのか理解出来なかった。

でも今だからこそその原因はわかる。僕と上手くなったやつの圧倒的な違いは”打席に立った数の違い”だった。

いくら一人練習したって打席(ダンスバトル)に立ったことがなければ、大きな成長は得られない。打席に立ち、失敗を繰り返す中で課題を見つけて、明確な目標を持って練習してる人に、一人で素振りを繰り返してた僕が敵うはずがなかった。

先週こたろさんが書いたブログを読んで、こたろさんはこれが当然のようにできている人なんだなと思った。

自分に何か「これだ」という闘うフィールドがあるとする。そういう状況においては、持てる時間を最大限に自分の能力を深めることに費やして、その中で徐々に見えてくる新しい景色を見つけていくことではないだろうか。

と言っていて、自分も近くからこたろさんを見てきたがたくさん打席に立っていたと思う。
実際ダンスでは大学生ショーケース部門で関東一位の座を勝ち取り、今はプログラミングに毎日奮闘している。

 

僕は成長するためには打席に立つ必要があるという当たり前のことに去年の夏にやっと気がつけたのだ。

そこから僕はすぐにパリコレの挑戦を決意し、実際に出演まで果たした。
50以上のブランドのオーディションを受けて、1つしか受からなかったけど、これは紛れもなく自分が打席に立ったからこそ勝ち得た経験だった。

そして今はこたろさんに誘われた縁もあってブログを書いている。
自分の文章をこうやって公開すると初めてダンスバトルに出たときのことを思い出し今でも本当に恥ずかしい。

それでも「まだ文章が下手だから個人日記から始めよう」とは思わなかった。
ブログを書けば文章を練習しながら、見てくれた人から反応をもらえる。そこから課題も見えてくる。ダンスでの失敗を繰り返したくなかった。

ブログを書くことは自分にとって重要な打席に立つ経験なのだ。

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