イタリア人ビデオグラファ【Rodrigo “Greg” Rattazzi】


── めちゃめちゃ良いね。グレッグはfilmingに対してそのビビって感覚があったんだね。じゃあ、今度は仕事内容についてもっと教えてくれる?

ここでは主にフィルムの編集をしてるね。この場合のフィルムってのは、長編映画みたいなやつじゃなくって、広告とかのオンラインコンテンツだったり、ショートビデオ、ソーシャルメディア用のビデオとか、そういうのだね。あとは、たまにクライアントが営業とかで使えるように彼らのイメージを映像にするっていうのもやるね。それに、イベントとかのハイライトビデオ。いろんなタイプのがあって、それぞれどうやって人々に面白く見せるかっていうのは面白い挑戦だね。

 

── 今まで1番の作品は何かな?どんな仕事だったの?

1番は決められないね!でも、ひとつ記憶に残ってるやつをあげるとしたら、Time Outっていうマガジンのキャンペーンでロンドンの運河を撮ったやつがあるんだけど、これは面白かったね。

本当はタイムラプスでヘリコプターから撮る予定だったんだ。それで実際撮ったんだけど、そしたら揺れがひどすぎて使えなくって。だから、これ実は全部コマ送りの写真なんだよ。スタビライザー使ってヘリとか船とか自転車から頑張って何千枚も写真を撮って、それを全部繋げてるんだ。あとはちょっと編集でトリック使ったりね。

 

── すごい!逆に初めてのときの作品とかは見せてくれたりする?笑

初めてではないけど、始めたばっかの頃に友達のレゲエバンドのミュージックビデオを作ったね。これは半年かかったよ!melting potがテーマで、いろんな人種の人を映像にしてるんだけど、これみんな道で知らない人に頼んで撮らせてもらってるんだ。これとかは全部仕事の空き時間でやってたよ。お金も貰ってたけど、ほとんどは費用で消えたね。それでもすごい勉強になったし、最高に楽しかったよ。

これ面白い話があってさ。この中に出てくるひとりにこれを作った数年後にばったりレストランで再会したんだ。同僚たちとお昼を食べてたら、「あ!アイツあの映像に出てくるやつだ!」とか言って。そこでこうやって仕上がったよって初めて動画見せてさ。笑 あれはビックリしたね〜。

あとは、これとかはbreweryのなんだけど、結構気に入ってるね。

 

── あ、これロンドンのbreweryだよね?こないだパブでオススメのロンドンのビールってことで飲んだよ!

そうそう!これとかもほとんどタダでやってたねえ。でも、クラフトマンシップについて話を聞けたりして、すごい勉強になった。

 

── いいねえ…!じゃあ次で最後の質問になるけど、これからのことはどう考えてる?

まあフリーランスだから、明日のことはどうなるか分からないっていうのはあるけど。笑

でもそうだね。人生で言えば、バランスかな。仕事も大好きだけど、さっき言ったみたいに必死になって働いて勉強してたら、友達は少なくなったんだ。会う時間がないからね。そういうのもあるし、来年は少し旅に出たいとも思ってるんだ。やっぱり僕にとってはいろんな人に会って、いろんな場所に行くのがすごく刺激になるからね。そのあとは自分で会社をやることとかは興味があるね。上手くバランスを取れたらいいなと思ってるよ。

最後にね、僕から少しアドバイスをするとしたら。まずは、何をやるにしても、やるならベストを尽くすことだよ。そうしていれば、きっと次の何かに繋がる。それがいちばん大事だ。

 

✳︎

 

イタリア人というと、やはりレイジーなイメージがある。イタリアに1年間住んでいた僕もそういうイメージを持っている。でも、Gregはそんなステレオタイプを見事に壊して来た。自分のパッションを注ぎ込むことのできるものを見つけて、自分の為になると思えば寝る時間を惜しんで、喜んでチャレンジングな仕事に取り組む。

そんな彼はgmailに”talented”というラベルを作っていた。「何かスキルを持ってる人にはこのラベルをつけるんだ」と言って、「こいつはアートディレクターで、こいつはエディターで」と楽しそうに説明してくれた。やっぱりそういうやつに魅力を感じるんだなと、ジワっと伝わってきた。

 

 

 

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