バックパッキングとは大人になるための儀式だ

「こんにちは。私、LAから来たの。タイにもう1週間いるけど、タイ人の態度にはうんざりだわ!押し売り、ぼったくり、そんなことされるのはもう疲れたの。観光客をなんだと思ってるのよ!!」

僕「そうかぁ、ベトナムはもう行った?タイの5倍くらいひどいよ、タイなんてかわいいもんだ。」

「それほんと?!来週から行くんだけど、今から憂鬱だわ。」

「いやもう母国に帰ればいいんじゃないかな?君バックパック向いてないよ。」

と言いたい気持ちをグッと堪え、非常に強力なネガティブオーラを放つ彼女のもとを離れた。そういう人といると自分もネガティブになってしまう。

1ヶ月間バックパッカーをした。東南アジア諸国を回るベターなルートだ。

1ヶ月というと短い感じがするけどいろんなことがあった。面白い人と会い、心が躍る体験をし、思いがけないトラブルにもたくさん見舞われた。

そして旅をしながら思ったのはなんかバックパッキングって大人になるための儀式みたいだなということだった。

別にパックパッカーなんて、自由奔放に好きなことやってればいいんだけど、世界の同世代と話をしたり、新しいことにチャレンジしたい場合、彼らから当然のように期待される一種の態度、マナーのようなものを感じた。

異国でのトラブルは話の良いネタになる

僕は別に一人旅に行くのは初めてじゃない。旅慣れもしてる。だからまあ1ヶ月くらい楽勝だろ!っていう気持ちで日本を立った。

きっと2週間頃にはインスタストーリーで

タイのビーチでチルなう。イェア!!

とか投稿してんのかなーとか妄想しながら。(いやそんなキャラじゃないんですけどね)

 

とんでもなかった。

ベトナムでは足を切って傷口を抜ったため飛行機を逃し、タイでは歩いてたら出っ張ったコンクリに親指をぶつけ大量出血、マレーシアでは帰国日になぜか部屋の鍵が壊れて開かなくなり、わざわざ鍵屋を呼んでドアノブごと取り外してドアを開けてもらった。

ベトナムで切った傷が深すぎて、水に入っちゃダメだと言われたため、暑かった東南アジアで海はおろかプールにすら入れなかった。

異国の地でトラブルにあった時、どうするかというとまあ冷静に対処するしかないんだけど、トラブルのあとに「まあこういうこともあるよね!」とすぐに前向きになれるのか、ずっとそれを引きずるのかじゃ旅の楽しさはかなり変わるよね。

このご時世に物々交換で問題解決

前、別のブログでも書いたけど、僕がベトナムのホイアンであったやつなんかは、お金が足りず空港に向かう手段がなかった時、このご時世に物々交換を迫りバイクを捕まえて空港まで向かって行った。凄まじい問題解決能力だ。

そしてそう言ったトラブルトークを旅の中で出会った人たちと共有していく。もちろんどんなに悲惨なトラブルでこさえ笑い話に変えてしまう人の方が魅力的だ。

自分の旅がいかに大変なものだったのかなんて初対面の人からは正直聞きたくないからね。

What you pay is what you get.

最低料金ツアーに申し込んでおいて、このトイレにはトイレットペーパーも便座もない、やらホステルが汚く、スタッフの態度が悪いと言った不平不満を垂れる奴がたまにいる。

そういうやつらは何を勘違いしているんだろう。安いツアーに申し込み、一泊$4のホステルに申し込みながら良いホスピタリティを求めるのは感覚が狂ってる。

日本はサービス業の平均レベルがとても高いので、どんなに安い料金を払ってもそれなりのサービスを受ける。しかし東南アジアに行くと料金相応のサービスを受けることがほとんどだ。

文句を言いたいならそれ相応のサービス料を払わないといけない。当たり前のことだ。

同じ国出身同士で固まるな。母国語は喋るな。

東南アジアにくるバックパッカーの9割はフランス人、オランダ人、ドイツ人が占めている。感覚的だけど。たまにアメリカ人とイギリス人がいるくらいで、他はほとんど会わかった。

そこで自分が凄く思ったし、みんなも言ってたことなんだけど、フランス人はフランス人を見つけるとすぐにくっつき、ずーっとフランス語で会話をしている。

いやそれも自由だけど、ツアーなんかでこれをやられたら結構困る。不幸にもフランス人が多いグループに当たると、フランス人とそれ以外でグループが分断される。彼らは多くの場合において、そんなことを気にすらしてないんだけど、これをされた側からすると拒絶されたような感じがする。

僕の母親は昔
「悪気はないやつは、悪気がないのが悪いんだよ。」
と言っていたけど正にそれだった。あまり親切じゃないよね。

せっかくだから色んな人と話したいんだけど、そうもいかなくなる。だからどうしてもフランス人に対しては良くない評判が立つことが多かった。ダメとは言わないけどもう少し社交的な態度を取ってほしい。

マナーや暗黙の了解は先進国では似通ってる

突然のハプニングにどのように対応するのか、安く旅をするとはどういうことなのか、初対面の人とどう会話をするのか。

自由にやるのはいいけど、最低限のマナーがなかったり、子供みたいにウジウジしてるやつは周りから自然と人が離れていく。子供に構っている暇はない。シンプルな法則が確かにそこにはあった。

考えてみれば別に日本にいてもわかることなんだけど、こう言った*マナーや暗黙の了解、大人としての振る舞いが先進国の中では共通している*とわかったことは大きな収穫だった。それが出来ないやつは早々に脱落し、帰国していくのだった。

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