自信こそがチームの推進を支える原動力である

10月いっぱい、私は4月からの内定先で週5フルタイムでインターンをしていた。
仕事というと、どうしてもネガティブなイメージや議論が起きやすいけど、私にとって初めて体験した仕事はとても思いのほか楽しく、毎日会社に行くことに対して前向きでいれた。

この理由を考えてみたときに、いろんなことを思いついたが、一番大きな理由はなにより配属されたチームにとにかく恵まれたというのがある。上司、同期、後輩、みんなが自分の持った力を出し合って、チーム一丸となり目標を本気で達成していくプロセスに思わず胸が高鳴る日々が続き、10月はあっという間に過ぎ去っていった。

そのことを振り返りながら、私は自分のチームを更に良いものにするためには、もしくは自分のチームが今後一流のチームになるためにはどんな要素が必要なのだろうかと考えていた。

そして現状の自分なりの結論が出た。

私にとって一流のチームとはチームメンバー全員が自分に対して自信を持っているチームだと考えた。その自信は過去のなにかしらの結果をもとに得たものでもいいし、根拠のない自信でも良い。とにかく自信をもっていることが大事なのだ。

まず前提として、私がなぜ自信というある意味抽象的な概念をここで選んだかというと、これから(特にIT業界などでは)変化が加速していくため、具体的なスキルが一過性のものになっていく考えているからだ。状況に応じて個人が自分のもつ専門分野を増やしたり、更新し続けていく必要が迫られている時代において、なにか一つの専門分野を極めただけで安心するわけにはいかなくなった。

ホリエモンこと堀江貴文は、近畿大学の卒業式でのスピーチでこんなことを言っている。

いまから10年前に、みんながこうスマートフォンを持って歩きスマホとかしながらツイッターとかラインとかやってる未来想像できましたか?みなさん、10年前に。できなかったでしょう?僕も出来ませんでした。だから未来のことなんか考えることには意味がない。」

未来のことなんか考えることには意味がない。(中略)これから生きて行くうえで大事なことは、僕は目先のことに集中することだと思う。


未来にどんなスキルや知識が必要かなんて誰にもわからない。だからこそ私は具体的なスキルよりも、一流のチームにとっては「自信」といったマインドの部分が重要だと思っている。

自信こそがチームの推進を支える原動力である

私は現在東南アジアを旅している。貧乏旅行なため、いろんなホステル(やっすーーい若者向けの宿)を渡り歩いているが、そこで世界各地の同世代の若者と出会う。みんなバックパッカーをしているだけあって、エネルギーに満ち溢れている。そして同時に彼らからは自分に対する自信を非常に強く感じる。

周りの顔色を伺わずに発言する力が新しい流れを生み出す

ホステルで出会う若者たちとはくだらない話もすれば、真面目な話もする。(欧米の若者は意外と日本に限らず世界の政治や経済に精通している人が多くて驚いた)そして真面目な話をしているとき、彼らは容赦ない。笑 日本はGDPに対して借金を抱えすぎだ!と日本のことを大いにディスってきたり、逆に自分の国のダメなところも正直に話す。

彼らの意見が本当に正しいかどうかはさておき、自分が考えたことに対して自信を持って発言している様には刺激を受ける。みんな本音で話し合っていることを強く感じる。これを言ったら相手にどう思われるのだろう?といった遠慮の発言は殆ど無い。

そしてそういった発言からは新たな議論が自然と生まれてくる。そして議論の末、自分の中に新しい視点がもたらされる。このようなことが私自身、世界のバックパッカーたちと出会って数時間、いや時によっては数十分で起きてきた。

若干話しが反れるが、カンボジアのシェムリアップで出会ったフランス人の女の子に「オーストラリア人だよ」と自己紹介をしたところ、

「マジ?オーストラリア人つまんねーやつばっかだよな」

と突然バッサリ切られた。これは極端だが少なくとも僕からどう思われるかは気にしていなかった。笑

こんなことを言っておいてアレだが、私も正直日本では思ったことをそのまま発言することは勇気が必要だと感じることがある。現場の状況、上司との関係性、自分の立場、同調圧力など様々な心の障壁が自分が思ったことを素直に発言することを阻害してしまうことは私を含め、多くの人が経験したことがあると思う。

ただ、仕事を前に進め、より良くしていきたい時に、勇気をもって自分が正しいと思ったことを発言することは重要だ。それは最悪、的外れでもロジカルじゃなくてもいい。チームのメンバーがそれぞれの視点から新しい意見を出すことで、新たな議論が喚起され何かが生まれるかもしれない。

自分の抱えた仕事を実行する際に、ただ言われたことを黙々とやるだけでは足りない。自分が関わっているなら与えられた仕事以外にとどまらず、自分の意見をもって仕事に付加価値を加えていかなければいいけないのだ。

もちろん失礼なことは言ってはいけないと思うのだけど…(フランス人の女の子へ)

The “can do” attitudeが新たな挑戦を誘発する

また先ほど彼らがエネルギーに溢れていると書いたが、彼らはとにかくポジティブで様々なことに前のめりだ。一見難しそうなことに対しても果敢に挑戦していく。そして達成マインドが強い。

ベトナムのホイアンで打ち解けたドイツ人の男の子はホイアンでの最終日に、「俺は今日からハノイに行くんだ。飛行機のチケットは取ったんだけどお金が$5しか残ってない。空港までいけるか心配だよ。親からの送金が間に合わなかったんだ。」と私に話してきた。前日に何故か晩御飯をおごってくれたこともあり、私がお金を貸すよと言ったものの、それは返せないからダメだよ、と頑なに断ってくる。

じゃあこいつどうするんだよ?と私は思いながら、彼のフライトまでの時間が刻々と迫ってきていた。もういい加減空港まで向かわなければいけない時間になったとき、彼は突然何かを思いついたように立ち上がり、バイクタクシーを捕まえて、何かしら交渉をし始めた。3人くらいからあっさり断られたあと、4人目からどうやらオッケーを貰ったようだった。すると彼はおもむろにカバンからTシャツとズボンを取り出し、タクシードライバーに手渡し、そのまま空港へと去っていった。

タクシーの群れに紛れて颯爽と去っていった

このご時世に物々交換を迫り、空港までの交通手段を手に入れたのだ。私だったらそんなこと思っても絶対行動に移せないと思った。少なくとも常識からは逸脱している。

このような態度を英語ではThe “can do” attitudeということがある。何事も出来る前提で取り組むという意味だ。

彼が取った行動は私にとってかなり衝撃的だったと同時に、刺激的でワクワクするものだった。自分の思考が狭い枠に囚われていることを痛感したのもあるが、なにより自分の考えたことの実現可能性が低そうでもとりあえず試してみればいいじゃないか!といったマインドになり、世界がぐんと広がるのを感じた。

The “can do” attitudeは仕事においても重要だ。常識を疑い、自分が思いついたことを試してみるマインドは新たな挑戦を誘発する。インターネットの力によって、自分が持つアイディアを実現させることのハードルがどんどん下がっている時代において、こういった態度を持つことはチームに突破力をもたらす。

そして「出来る前提で挑む」というのも素晴らしい。なぜなら最初から出来る前提で戦略を練っていくからだ。出来る前提で取り組んでいる時、それを実現させるために具体的なアイディアがたくさん出て来る。壁に突き当たったときもその悩みが具体的であるため、乗り越えるための解決策を考えそれを実行するだけだ。

私はダンスを7年間やってきたが、良いショーケースを作ろうと思った時、それが出来る前提で取り組んだときのほうが結果的にクオリティが高いアウトプットを出せていることを実感している。そしてそういった状況に自分がある時はチームも自然ついてくる。うまくいっている時は勢いが更に加速し、壁にぶつかっても悩みが具体的であるためチーム一丸となってそれを解決する方向に向かっていくことが出来るのだ。

じゃあお前は自分に自信があるのか?

その問いに対して、私は自分に自信があると明確に言うことが出来る。ただ、同時にその自信をさらに強固なものにしていく余地も残っている考えている。

自信についての話をしてきたが、私にとってこのブログは自信を培っていくプラットフォームなのだ。ブログを書いたことがある人ならわかると思うが、自らの文章をネットに晒すことは恥ずかしいことだ。日本では人口の殆どが読み書きをできてしまう分、文章について批評的になることは簡単だ。

文章を書くとき、間違った事実を書いているかもしれないし、そもそも文章に深みがない、などいくらでもネガティブな批判を思いつくことができる。でもだからこそ私はブログを書くという行為を続けている。

ブログというプラットフォームを自ら拵えることで、自分が考えたことを周りの目を気にせずに書き、The “can do” attitudeをもって世界に向けて発信することが出来るのだ。

だから一流のチームのメンバーはみんなブログを書くべきだ…!!!

というのは違くて、自信を持つことが重要だ、という話でした。

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